メルセデス・ベンツは7日、新たな電動バンのプロトタイプを公開した。今年の6月上旬にはシュトゥットガルトから北ケープまでの長距離テストを行い、今冬にはスウェーデンでの低温テストを実施するという。同社では2年後の2026年にも市販する計画で、バン電動化の中核モデルとなる。
ファミリータイプからVIPリムジンモデルまで
新型EVバンは、バンの電動アーキテクチャー「EA(メルセデスベンツ・バンエレクトリック・アーキテクチャ)」をベースに、乗用ユースと商用ユースに使い分けることができるモジュール式を採用しているのが特長だ。同社では今後のバンの電動化戦略の中核モデルとして、ファミリーバンから専用のVIPシャトルのほか、豪華で広々としたリムジンタイプまで多彩な商品展開を見込んでいる。
また、すべての車両には最新バージョンのメルセデスベンツオペレーティングシステム(MB)を装備するほか、800ボルトの充電システムや22kWのAC充電器なども用意する。(2024年10月7日)