• 2026-05-01

BYD、1~3月期は減収減益 EV需要は堅調もコスト圧力重く

BYD(比亜迪)が28日に発表した今年1~3月期の業績は、売上高、利益ともに減少した。新車販売は前年を大きく下回り、価格競争の激化が収益を圧迫した格好だ。。

売上高は1,502億元(約3.2兆円)と前年同期の1,703億元から12%近く落ち込んだ。営業利益は46億元(同約980億円)と前年の110億元から半減し、最終利益も40億元(同約850億円)と同94億元から大きく減少した。

新車販売は1~3月累計で70万0463台と前年同期の100万804台から30.0%減少した。内訳では乗用車が68万8,993台(同30.1%減)と大半を占め、電気自動車(BEV)は31万389台(同25.5%減)、プラグインハイブリッド車(PHV)は37万8,604台(同33.5%減)となり、とりわけPHVの落ち込みが大きい。商用車も1万1,470台(同22.0%減)と減少したが、バスは1,439台と同27.7%増と伸長した。3月単月では販売30万222台と前年同月比18%減となり、減速傾向が続いている。

販売減少に加え、値下げ競争の影響で収益性も悪化した。研究開発費は113億元と高水準を維持し、電池や次世代技術への投資を継続。営業キャッシュフローは27億元と前年の85億元から縮小し、投資による資金流出も大きい。総資産は約9021億元に拡大し財務基盤は維持するが、短期借入金の増加などで負債も増加した。

中国EV市場は需要自体は底堅いものの、競争は一段と激化している。BYDは販売規模で優位を保つ一方、価格主導の市場環境の中で収益の立て直しが課題となりそうだ。(2026年4月30日)