• 2026-03-27

現代自、2030年までに北米で36車種投入。現地生産8割めざす

現代自動車は26日、北米市場での事業拡大に向け、2026〜2030年にかけて新型・大幅改良モデルを計36車種投入する方針を明らかにした。米国で販売する車両の約8割を現地生産とし、サプライチェーンの域内比率も約8割へ引き上げる。電動化と内燃機関の併存戦略に加え、生産・調達の現地化を進めることで、規制対応と収益性の両立を狙う。

今回の計画は株主総会でホセ・ムニョス社長兼CEOが公表した。投入する36車種は乗用車、SUV、ピックアップ、商用車にまたがり、既存車の派生グレードや高性能「N」、アウトドア志向の「XRT」なども含む。パワートレインはガソリン車(ICE)、ハイブリッド(HEV)、電気自動車(EV)、レンジエクステンダー型電動車(EREV)を幅広く展開し、地域ごとの需要変化に対応する。

同社は既に公表している米国向け総額260億ドルの投資を背景に、ルイジアナ州での製鉄所建設やロボティクス拠点整備を進める。車両開発と並行して生産能力の増強と高度化を図り、北米での製造・技術基盤を強化する。

2030年までに米国販売車の80%以上を現地組立とするほか、部品の域内調達比率も現在の約60%から80%へ高める。輸送コストや為替変動リスクの低減に加え、政策面で重視される「ローカルコンテンツ」要件への適合を見据える。現地化の深化により、供給網の強靭性と生産効率の向上を図る考えだ。

北米統括会社の現代自動車ノースアメリカは、2025年の販売台数が前年比8%増の約119万台と拡大基調にある。車種拡充と現地生産の強化を両輪に、同地域での持続的成長とブランド競争力の底上げをめざす。(2026年3月26日)