• 2026-05-01

ゼネラル・モーターズ(GM)は29日、米国内の主要パワートレーン拠点3カ所に計8億3,000万ドル(約1,290億円)を投資する、と発表した。これにより直近12カ月の国内製造投資は累計60億ドル(約9,300億円)超に達する。次世代の大型ピックアップトラックやSUVの投入を見据え、生産基盤の強化を急ぐ。

今回の投資は、ミシガン州ロムルス工場に3億ドルを投じ10速トランスミッションの生産能力を拡張するほか、オハイオ州トレド工場に4,000万ドルを追加投入し小型トラック向け同変速機の能力を増強する。さらに同州サギノーの鋳造拠点には1億5,000万ドルを投じ、第6世代エンジン用ヘッド鋳造の増産に対応する。いずれもフルサイズ車の中核部品で、主力セグメントの供給力確保を狙う。

同社のマイク・トレヴォロー製造担当上級副社長は「設備投資は従業員や地域社会への投資でもある」と強調。米自動車労組(UAW)側も雇用安定への寄与を評価した。

電動化戦略を掲げるGMだが、収益源である大型トラック・SUV分野の競争力維持に向け、内燃機関系の生産体制にも引き続き資本を振り向ける姿勢が鮮明となった格好だ。(2026年4月30日)