VWは26日、中国の新興EVメーカーの「小鵬(Xpeng)」に資本参加するとともに中国での技術契約を締結した。これにより、VWは中国での電動化戦略を加速させたい考えだ。XpengもVWの技術支援を受けEVの共同開発に乗り出す方針だ。
VWはXpengとの提携で、中国でのEV開発のスピードアップを図りたい考えだ。VWは「目的は、新たな顧客層と市場セグメントを迅速に開拓し、ダイナミックに成長する中国のeモビリティ市場の潜在力を体系的に活用すること」としている。具体的には、26年にもXpengと共同開発する2つの電動ミッドレンジモデルを市場に投入する。具体的な内容は明らかにされていないが、中国専用車としてMEBの製品ポートフォリオを補完するものとなる見通しだ。VW側はこの提携で、「次世代のスマートで完全に接続された電気自動車のための新しいローカル・プラットフォームの将来的な共同開発計画も含まれている」という。
中国では、フォルクスワーゲン・グループ・チャイナ・テクノロジー・カンパニー(VCTC)を通じて協力する。4月にこのeモビリティ開発センターが発表された際、プロジェクト名はまだ「100%TechCo」だった。VWによると、2,000人以上の開発・調達の専門家がそこで、インテリジェントで完全にネットワーク化された新しい電気自動車の開発に取り組むという。