• 2026-09-30

テスラ、7~9月販売は再び減少予想 前期の大幅回復続かず、前年同期比7.1%減

テスラの車両ラインアップ
テスラの車両ラインアップ(資料写真)

米テスラが29日に公表したアナリスト予想の集計によると、今年7~9月期の世界販売台数は46万1,974台、前期比3.8%減となる見通しだ。直前の4~6月期は前期比34.1%増と大きく回復したが、今回の予想では増勢が続かず、過去最高を記録した前年同期からも7.1%下回る。販売回復の持続力が改めて問われることになりそうだ。

今回の数値は、テスラが証券会社など24社のアナリスト予想を取りまとめたもので、同社自身の販売計画ではない。大和、みずほ、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレーなどが予想を提供した。

テスラの2026年1~3月期の世界販売は35万8,023台にとどまったものの、4~6月期には48万126台と前期から約12万2,000台増加した。これに対し、7~9月期の予想は前期を1万8,152台下回る。予想通りなら、4~6月期の大幅な販売回復から、再び減少に転じることになる。7~9月期の車種別予想は、主力の「モデル3」と「モデルY」が計45万712台で、前期比3.6%減とした。その他の車種は計1万1,285台、同8.7%減を見込む。モデルYが新商品となり販売盛り返しのカンフル剤になるとの見方もあったが、今回の予想はその水準に至らない、との見立てといえそうだ。

前年2025年は4~6月期の約38万4,000台から7~9月期には49万7,099台へ販売を伸ばし、四半期の過去最高を更新した。今年の7~9月期予想はこの前年同期実績を3万5,125台下回っている。昨年は夏場の販売拡大を示した同社だが今回、アナリストはその増勢を見込んでいない。2026年通年の販売予想は176万7,255台。2027年は192万3138台と、2026年予想を8.8%上回る。2028年には209万9,369台を見込み、中期的には販売拡大を想定している。

一方、定置用蓄電池の7~9月期導入量は15.9ギガワット時(GWh)と、前期実績の13.5GWhを17.8%上回る予想となった。自動車販売が減少する見通しに対し、蓄電池事業は規模の拡大を見込んでいる。

(2026年9月30日)