
インドのJSWグループは、傘下のJSWグリーンテックを通じて電動商用車市場に参入すると発表した。新ブランド「AMPSTAR(アンプスター)」の下、電気バスと電気トラックをインド国内で開発・生産・販売する。車両に加え、充電設備、運行支援、資金調達、アフターサービスまで提供する方針だ。
新工場の年産能力は1万5000台
22日に行ったアンプスターのイベントで明らかにした。電動トラックの生産はマハラシュトラ州チャトラパティ・サンバジナガルのAURIC地区に設けた新工場で行う。敷地面積は約90エーカー(約36ヘクタール)。電気バスと電気トラックを合わせた年産能力は1万5000台という。
バス向けの前処理・電着塗装工程、トラックのキャビン自動化ライン、電池関連設備を備える。バスは全長7~18メートルの中大型クラスを計画しており、従業員輸送や都市内・都市間輸送、スクールバスなどの利用を想定している。トラックはまず55トン級のトラクター・トレーラーから生産を始め、ダンプトラックなどに車種を広げる計画だ。車両はインドの道路や気候条件に合わせて設計し、駆動系の制御ソフトウエアなどを自社開発したという。
購入・リース・電池サービスを用意
ユーザー向けに150~500キロワットの出力シリーズを設け、一括購入、リース、電池をサービスとして利用する「BaaS(バッテリー・アズ・ア・サービス)」などの幅広い購入選択ができるようにする方針だ。また充電や運行、保守まで含めて導入を支えることで、事業者が電動商用車に切り替える際の負担を抑える考えだ。
JSWグループのサジャン・ジンダル会長は、輸入燃料への依存を減らすとともに、物流費の低減や国内の製造基盤強化につなげる考えを示した。車両の発売時期や販売価格、受注台数は明らかにしていない。
(2026年9月25日)