• 2024-05-18

CATL、ドイツとハンガリーでバッテリー生産計画を発表

CATLの高鵬飛チーフ・エンジニアは5日、IAAモビリティ2023会場でドイツとハンガリーで新しい急速充電池「神興」の生産を計画していることを明らかにした。欧州メーカーとの契約は未確定という。

CATLは8月16日、世界初となる4C超急速充電LFP(リン酸鉄)バッテリー「神興」を発表した。リン酸鉄の特性を生かし10分間の充電で400kmの走行が可能とし、1回のフル充電で700km以上の走行が可能という。また、室温がわずか15分でもフル充電(推定航続距離700km)ができるとし、マイナス10度までの低温では同じ充電プロセスが30分以内で完了するという。

「神興」バッテリーはまた、LFP(リン酸鉄リチウム)を使用することで、コスト効率と堅牢性が大幅に向上している。超電子ネットワーク正極技術と完全ナノ結晶化LFP正極材料を活用し、リチウムイオンの抽出と充電信号への迅速な反応を促したという。これにより、CATLは最新の第2世代高速イオンリング技術を使用してグラファイト表面の特性を変更し、インターカレーションチャンネルを増やしてリチウムイオンのインターカレーション距離を短縮。高速充電と長距離走行に向けてマルチグラジエント層電極設計を開発した。