• 2024-05-05

GM、V2H双方向充電サービスを開始

ゼネラル・モーターズ(GM)は子会社のGMエナジーを通じて、電気自動車(BEV)と家で双方向に送電できる、いわゆるV2Hサービスを始めた。GMのピックアップトラックのBEVプラットフォーム「Ultium(アルティウム)」をベースとする「2024年型シボレー・シルバラードEVファーストエディションRST」に双方向充電機能を搭載した。GMがV2Hに対応するモデルを発売するのは今回が初めて。同社では順次搭載モデルを増やし、2026年モデルまでにUltiumベースのEV全車に対象を広げる考えだ。

GMエナジーは、GM車にリンクするV2H双方向充電製品を新たに立ち上げた「eコマース・プラットフォーム」で購入できるサービスを始めた。当初はカリフォルニア州とフロリダ州、ミシガン州、ニューヨーク州、テキサス州で販売し、順次拡大する予定だ。また、対応するGM車は2024年型シボレー・シルバラードEVファーストエディションRST2で、2026年モデルまでにUltiumベースのBEVにV2H双方向充電機能を搭載する。

GMエナジー社のウェイド・シェファー副社長は、「これらにより、総合的なEVエコシステムの幅広い利点にアクセスしやすくなり停電の影響を緩和したり、エネルギーコストの低減につなげることができる」と話した。(2024年4月20日)