• 2024-05-04

メルセデスAMG、上海で「GT 63 S E パフォーマンス」をワールドプレミア

2024/ Mercedes-AMG GT 63 S E PERFORMANCE

メルセデス・ベンツAMGは20日、上海でのF1開催に合わせて、GTシリーズの新たなトップモデル「新型AMG GT 63 S E PERFORMANCE」を発表した。ワールドプレミア。V8エンジンと電気モーターを組み合わせたパワフルな「E PERFORMANCEハイブリッドドライブ」により、出力600kW(816ps)を発揮しAMGシリーズ最速の0-100 km/h加速はわずか2.8秒をマークする。

新型AMG GT 63 S E PERFORMANCEは、AMGの4リッターV8とパフォーマンス・ハイブリッド・システムを組み合わせた。ミヒャエル・シーベ(メルセデスAMG GmbH CEO 兼 メルセデス・ベンツGクラス&メルセデス・マイバッハ事業部門長)は、「圧倒的なパフォーマンスと非常にダイナミックなドライビング・エクスペリエンスを兼ね備え、純粋に鳥肌が立つような感動をもたらす。同時に、このクルマは市場で最も高級なパフォーマンス・クーペのひとつとなる」と述べた。

実際、新型車のシステム出力は600kW(816ps)を誇り、最大トルクは1,420Nm。100km/hまでの加速は2.8秒で最高速度は320km/hという。このモンスターぶりを支えるのはAMG ACTIVE RIDE CONTROLサスペンション(セミアクティブ・ロールスタビライゼーション機能付)やアクティブ・リアアクスル・ステアリングなどで、同社では「ドライビング・ダイナミクスと日常の快適性を幅広く両立する」と話している。

ハイブリッドモデルとして、フロントにエンジン、リアに電気モーターを搭載する。バッテリーはAMG 400ボルト・バッテリーで、直接冷却方式を採用。560個のセルを個別に冷却する。なかでも、リチウムイオンエネルギー貯蔵システムの開発は、メルセデスAMGペトロナスF1チームのF1レーシングカーで実証された技術をベースにしているという。バッテリー容量は6.1 kWh、連続出力は70 kW、ピーク出力は150 kWで、充電は3.7kWの車載充電器を介して行う。(2024年4月21日)