アウディは18日、25日に開幕する「北京国際オートショー（Auto China 2024）」でミドルサイズBEV「Q6Le-tron」をワールドプレミアするほか、中国市場での戦略的ビジョンと電動化ポートフォリオを紹介する、と発表した。

長春工場生産の「Q6L e-tron」初お披露目

オートチャイナ2024開幕前日の24日には、フォルクスワーゲン（VW）グループ ナイトと銘打つイベントを行い、「新型Audi Q6L e-tron」の外観を公開し、25日の開幕初日に会場内のアウディブースで正式披露する。アウディでは、中国市場向けの「Q5 e-tron RSエディション」も展示する予定だ。アウディブースでのプレスカンファレンスには、アウディゲルノット デルナーCEOのほか第一汽車と上海汽車の代表者も登壇する。

また、こうした新モデルと同時に中国市場におけるアウディブランドの戦略を発表するという。中国での継続的な成功に向けた基盤強化を図りながら、長春にあるアウディ一汽NEV新工場で生産される「Audi Q6L e-tron」のワールドプレミアをはじめとする中国での電動化に向けたロードマップの概要を説明する予定だ。

展示車両はすべてBEVに

アウディはAuto China 2024で、すべての展示車両をBEVとする予定だ。ゲルノット デルナーCEOは「中国市場は、アウディブランドがプレミアム電動モビリティのリーディンググローバルプロバイダーへと変貌を遂げるための中心的市場。長春の新工場の開設、現地で開発された電動モデル、ユーザーの要求に合わせた最先端のデジタル技術によって、私たちは継続的な成功に向けた計画を実行に移している」と述べた。（2024年4月18日）