
フォードモーターは30日、2027年から24時間耐久レースのル・マンに復帰参戦する、と発表した。1960年代には4年連続でル・マンで総合優勝を飾ったフォードの復帰に、関心を集めそうだ。
ビル・フォード会長「レースするからには私たちは勝つ」
フォードのモータースポーツ部門のフォード・パフォーマンスは、FIA WECにフルファクトリーチームを投入し、スポーツ界で最も過酷なレースであるル・マン24時間レースに再び挑戦することをめざす、という。
ビル・フォード取締役会長は「フォードでは、パフォーマンスとレースの新たな時代を迎えようとしている。レースをするからには、私たちは勝つためにレースをする。再び世界に挑戦し、全力で戦う」と語った。
フォードはこれまでも、1966年から1969年にかけてル・マンで4年連続の総合優勝を果たした。その後も、クラス優勝をし、2016年にはフォードGTでGTLM、そして最近ではフォード マスタング GT3で優勝している。
FIA 世界耐久選手権(FIA WEC)のフレデリック・ルキアンCEOは、「フォードは長年にわたり、サーキット内外で成功の代名詞。同社が最新の挑戦の場としてFIA 世界耐久選手権を選んでくれたことを嬉しく思う」と歓迎した。(2025年1月31日)