• 2026-03-11

ダチア、2030年戦略を発表 EV4車種投入、Cセグメント強化

仏ルノー傘下のダチアは10日、2030年に向けた中期戦略「futuREady(フューチャレディ)」を発表した。電動化の拡大とCセグメントへの攻勢を柱とし、2030年までに完全電気自動車(EV)4車種を投入する計画だ。低価格を武器とするブランド戦略を維持しながら、欧州市場での成長を加速する。

同社は設計段階からコストを抑える「デザイン・トゥ・コスト」戦略により、市場平均より約15%低い構造コストを実現。2025年は主力車「サンデロ」が欧州乗用車販売で2年連続首位となったほか、SUV「ダスター」や新型「ビッグスター」が販売を押し上げ、累計販売は2004年の「ローガン」発売以来1000万台を突破した。

新戦略では電動化を本格化する。2026年に欧州生産の小型EVを投入し、2030年までにEV4車種を展開する。またハイブリッド車なども拡充し、将来的には販売の3分の2を電動化モデルとする方針だ。

同時にCセグメント市場での存在感を高める。新型クロスオーバー「ストライカー」を公開し、SUV「ビッグスター」との2車種体制で同セグメントの販売比率を現在の2割から3分の1へ引き上げる計画だ。ストライカーは全長4.62メートルのマルチエネルギー車で、ハイブリッドやLPG仕様などを用意し、価格は2万5000ユーロ未満を想定する。(2026年3月10日)