• 2026-10-06

テスラ、7~9月の世界販売2.1%減 48万6532台、市場予想は上回る

テスラの車両ラインアップ
テスラの車両ラインアップ(資料写真)

米テスラは2日、2026年7~9月期(Q3)の販売台数が前年同期比2.1%減の48万6,532台だったと発表した。同社が9月29日に公表したアナリスト予想の平均46万1,974台を5.3%上回り、前四半期比では1.3%増となった。

車種別の納車台数は、主力の「モデル3」「モデルY」が合計47万8,237台、その他モデルが8,295台だった。世界生産台数は前年同期比3.8%増の46万4,391台で、モデル3/Yが45万7,387台、その他モデルが7,004台。販売台数が生産台数を2万2,141台上回った。

蓄電池製品の導入量は前年同期比9.6%増の13.7GWhだった。テスラは10月21日の米国市場取引終了後に第3四半期決算を発表し、収益や事業の見通しを説明する。

主力車種が下支え、回復の評価には収益確認が必要

今回の納車実績は、市場が見込んでいた落ち込みよりも小幅な減少にとどまった。テスラが24のアナリスト予想を集計した事前コンセンサスでは、前年同期比7.1%減が見込まれていたが、実績の減少率は2.1%だった。予想平均に対する上振れは2万4,558台となる。

予想との差を生んだのはモデル3/Yだ。両車種の販売台数は予想を2万7,525台、率にして6.1%上回った。一方、その他モデルは予想を2,990台、26.5%下回った。前年同期と比べても、モデル3/Yは0.6%減にとどまったのに対し、その他モデルは47.9%減となっている。新モデルの堅調な販売ぶりが全体を支えたようだ。

今回、生産を販売が上回ったことで、在庫解消が進んだことになる。ただ、生産と納車の差には輸送中の車両や引き渡し時期のずれも含まれるため、差分をそのまま在庫削減量とみなすことはできない。とくに、同社の今回の発表は地域別で譲歩海事されていないことから、どの市場で予想を上回る結果に寄与したかが不明だ。自動車事業の回復を評価するうえで、次の焦点は販売台数を確保した際の収益性だ。競争が一段と激しさを増す中国などでの値引きなどが、今回の販売実績と業績との格差につながるかが注目される。

蓄電池事業は前年同期から拡大したものの、導入量は事前予想の15.9GWhを13.8%下回った。自動車の納車は予想を上回り、蓄電池は予想に届かなかったという違いもある。台数・導入量の増減と、それぞれの事業が収益にどれだけ貢献したかを併せて確認することが、第3四半期決算を読むポイントとなる。

関連記事:テスラ、7~9月販売は再び減少予想 前期の大幅回復続かず、前年同期比7.1%減

(2026年10月2日)