
フォルクスワーゲン(VW)グループは25日、主要サプライヤー約130社を招いた「フォルクスワーゲン・グループ・アワード2026」を開催し、日本板硝子(NSG)をはじめ、CATL、クアルコム・テクノロジーズなど11社を表彰した。供給網の強靭化や技術革新を支えるパートナーとの連携を深め、グローバル競争力の強化につなげる考えだ。
今年で22回目となる同賞は、「WE CIRCLE」をテーマに実施。企業やブランド、地域を超えた協業を通じ、事業変革を共に推進するサプライヤーを顕彰した。
VWブランドの調達担当取締役であるカルステン・シュナッケ氏は、「事業モデルの変革は、強固で信頼できるパートナーシップなしには実現できない。サプライヤー網は供給安定だけでなく、効率性や柔軟性向上にも大きく貢献している」と強調した。
日本企業では、日本板硝子が受賞。グローバル展開と地域密着型の連携を両立し、複雑なプロジェクトへの柔軟な対応と市場横断的な品質確保が評価された。受賞企業にはこのほか、電池大手のCATL(寧徳時代新能源科技)、車体部品メーカーのベンテラー・オートモビルテクニック、車載半導体大手のクアルコム・テクノロジーズ、業務プラットフォームを提供するサービスナウなどが名を連ねた。
また、CO₂排出データの透明化を進めるハンメラー・アルミニウム・インダストリーズ、サプライチェーン金融を支えるサンタンデール銀行、コスト競争力向上に寄与したミンス・グループ、供給網リスク低減を進めたレオポルト・コスタルも表彰された。
VWグループは、構造改革やソフトウエア定義車両(SDV)への移行を進めるなか、調達部門を通じて供給網の透明性向上や効率化を推進している。サプライヤーとの協業を深めることで、次世代モビリティに向けた競争優位の確立をめざしている。(2026年6月29日)