
テスラが26日に公表したアナリスト・コンセンサスによると、2026年通期の世界販売台数(デリバリー)は165万4,808台となる見通しだ。2030年には264万9,054台まで拡大し、市場は中長期的に年率1割前後の成長を織り込んでいる。
2027年の販売予測は182万4568台、2028年は206万5,389台、2029年は236万5,715台と、段階的な拡大を見込む。主力の「モデル3」「モデルY」が成長を支え、2030年には222万5,059台に達する見通し。一方、「サイバートラック」などその他モデルも36万2663台まで増加すると予測されている。
ただ、アナリスト間の見方には依然として大きな開きがある。2026年通期予測の中央値は166万7,842台で、標準偏差は約6万6,000台。2028年には約17万台、2029年には約38万台、2030年には約62万台へと拡大しており、次世代車投入や新市場開拓の成否を巡って評価が分かれていることを示している。
エネルギー事業については、より高い成長期待が示された。エネルギー貯蔵システムの導入量は2026年の57.9GWhから、2027年に79.8GWh、2030年には150.1GWhへと拡大する見通しで、自動車事業に次ぐ収益源として存在感を高める可能性がある。
今回のコンセンサスは、大和証券、ドイツ銀行、ウェドブッシュ、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、JPモルガンなど22社のアナリスト予測を集計したもの。テスラは、これらの予測について「いかなる情報、勧告、結論も支持するものではない」としている。(2026年6月29日)