
米国ホンダは3日、7月の新車販売台数が前年同月比12.8%増の13万6,549台だったと発表した。ホンダブランドのハイブリッド車(HV)販売が月間として過去最高を更新したほか、手頃な価格帯のセダンやSUVが販売をけん引し、7月としては2019年以来の高水準となった。
シビック、アコードが販売回復
ホンダブランドの販売は12.3%増の12万4,553台だった。乗用車は35.7%増の4万3,604台と大きく伸び、SUVなどライトトラックも2.7%増の8万949台と堅調だった。好調の最大の要因はハイブリッド車で、販売台数は過去最高となる3万6609台を記録した。主力SUV「CR-V」では販売の54%、セダン「アコード」は41%、「シビック」は32%をHVが占めるなど、電動化モデルへの需要拡大が鮮明となった。
モデル別では、CR-Vが前年同月比18.8%増となり、7月として過去最高の販売を記録。米国SUV市場で首位を維持した。乗用車ではシビックが2万2,995台を販売し、2021年以来最高の7月実績となった。アコードも2万台の大台を回復し、2019年以来の高水準となるなど、近年SUV人気で苦戦していたセダン市場にも回復の兆しが見えてきた。SUVではHR-Vが15.6%増、パスポートが18.5%増、パイロットも2.2%増となり、幅広い車種が販売を支えた。
アメリカン・ホンダのランス・ウォルファー副社長は、「乗用車とSUVをバランス良く展開することで、市場環境の変化に応じた選択肢を顧客に提供できている。ホンダのHVモデルは、優れた燃費性能と運転する楽しさを両立し、過去最高水準の需要を獲得している」とコメントした。
アキュラも2桁増、SUVがけん引
高級ブランドのアキュラも好調だった。7月販売は18.9%増の1万1,996台となり、2023年以来最高の7月実績を記録した。SUVは21.6%増の9,618台と大きく伸び、主力SUV「MDX」は60.8%増と大幅に拡大した。エントリーモデルの「ADX」は約3,000台を販売し前年同月比28.3%増、「インテグラ」は68.8%増の2,370台となるなど、新規顧客の獲得も販売を押し上げた。
年初来も4%近い増加
2026年1~7月のアメリカン・ホンダ全体の販売は3.9%増の89万3,469台だった。ホンダブランドは3.8%増、アキュラブランドは4.1%増と、ともに前年実績を上回った。米国市場では金利高止まりの影響で需要に慎重さもみられる一方、ホンダは価格競争力の高いセダンとSUV、さらにハイブリッド車を組み合わせた商品戦略が奏功したという。電気自動車(EV)の普及ペースが鈍化するなか、HVを軸とした電動化戦略が販売拡大を支える構図が一段と鮮明になっている。(2026年8月5日)