• 2024-05-05

現代自動車、米BEV工場など向けに再生可能エネルギーを調達

現代自動車グループは22日スペインのエネルギー開発会社マトリックス・リニューアブルズ社と米国で太陽光発電による電力購入契約(PPA)を結んだ。15年間にわたって147メガワットの再生可能エネルギーを購入することになる。これにより、現代自は年間14万㌧のCO2排出量削減を見込み、BEV現地生産を始める米国でのカーボンニュートラル化を推し進める。

マトリックス・リニューアブルズ社から電力供給を受けるのは、ジョージア州にある現代自のメタプラント・アメリカ(HMGMA)など米国工場向け。テキサス州ベル郡にあるマトリックス・リニューアブルズ社のスティルハウス・ソーラー・プロジェクト(総発電容量210MW)から147MWの発電容量を購入する。これにより、現代自グループは年間約378GWhの電力を確保し、年間14万トンのCO2排出削減を見込んでいる。

こうした太陽光エネルギーは、電気自動車(BEV)専用工場であるHMGMAのほか、ヒュンダイモービスや現代鉄鋼など米国にある複数のグループ関連工場で活用する。HMGMAは、ジョージア州ブライアン郡に設けた現代自初のBEV専用工場で、今年第4四半期から生産開始を予定している。(2024年4月23日)