• 2026-07-02

ポルシェが新車品質首位、量販車はフォードがトップ JDパワー2026年調査

米調査会社JDパワーが25日に発表した「2026年米国新車初期品質調査(IQS)」で、「ポルシェ」が全ブランド中トップとなる138PP100(100台当たりの問題件数)を記録し、総合首位を獲得した。量販ブランドでは「フォード」が152PP100で首位となった。

プレミアムブランドでは、ポルシェに続き「ジェネシス」(151PP100)、「レクサス」(156PP100)が上位に入った。量販ブランドはフォードに続き、「日産」(156PP100)、「ビュイック」(162PP100)が高評価を得た。

モデル別では、ポルシェ911が110PP100で全車種トップを獲得。「プレミアム・スポーティカー」部門でも首位となり、2年連続で総合首位モデルの座を守った。

BMWグループはBMW 2シリーズ、5シリーズ、8シリーズ、X2、X6、X7の6車種が各セグメントで首位となり、最も多くのモデル賞を獲得。現代自動車グループはヒョンデ・サンタクルーズ、ソナタ、ベニュー、キア・カーニバル、K4の5車種、ゼネラルモーターズ(GM)はキャデラックCT4、XT5、シボレー・ブレイザー、タホの4車種がそれぞれ部門トップとなった。フォードもF-150、マスタング、スーパーデューティの3車種で首位を獲得している。

生産拠点別では、レクサスNXとUXを生産するトヨタ自動車九州第1工場(福岡県)が最高位のプラチナ品質賞を受賞した。

調査全体では、業界平均の初期品質は175PP100となり、前年の192PP100から大幅に改善した。一方で、アンドロイドオートやアップル・カープレイの接続不良を背景に、インフォテインメント分野は唯一、品質が悪化した。

ポルシェは26日に公表した声明で、前年の188PP100から50ポイント改善し、総合首位を獲得したことを強調した。ミヒャエル・ライタースCEOは、「品質は企業戦略の中核であり、顧客の声が正しい方向性を示してくれた」とコメント。911についても、「60年以上にわたり、精密なエンジニアリングと走る歓びを象徴してきたブランドのアイコンだ」と述べた。

ポルシェは、商品開発の初期段階から顧客要求を反映し、シミュレーションや車両データ分析などデジタル技術を活用して潜在的な不具合を早期に検出する品質管理体制を構築している。今回の結果は、顧客視点を重視した品質戦略が成果を上げていることを示した格好だ。(2026年6月29日)