• 2026-07-18

テスラ、Q2売上高予想276億ドル 市場は利益改善も投資負担を注視

テスラが17日公表した2026年第2四半期(4~6月)のアナリスト・コンセンサス(業績予想)によると、市場は売上高が前年同期比で底堅く推移する一方、大規模な設備投資の継続によりフリーキャッシュフロー(FCF)は赤字が続くと見込んでいる。2026年通期については、売上高が1,052億2,100万ドル(約17兆460億円)、1株当たりの純利益は1.25ドル、リストラ費用などを除いた調整後純利益は2.08ドルとの見通しを示した。

市場予想では、第2四半期の売上高は275億8,400万ドル(約4兆4,690億円)となる見通し。内訳は、自動車事業が200億4,800万ドル(約3兆2,480億円)、エネルギー発電・蓄電事業が37億7,300万ドル(約6,110億円)、サービス・その他事業が37億6,300万ドル(約6,100億円)となっており、エネルギー部門の拡大が業績を支える構図となっている。売上総利益は53億7,800万ドル(約8,710億円)、売上総利益率は19.5%と予想されている。

営業利益は15億300万ドル(約2,440億円)、営業利益率は5.4%との見通し。GAAP(米国会計基準)ベースの1株利益は0.36ドル、調整後では0.55ドルが市場予想の中心となった。純利益は12億8,800万ドル(約2,090億円)、普通株主に帰属する純利益は12億7,600万ドル(約2,070億円)と予想されている。

一方で、設備投資(CAPEX)は66億9,800万ドル(約1兆850億円)と高水準が続く見込み。営業キャッシュフローは34億4,500万ドル(約5,580億円)を確保するものの、フリーキャッシュフローは32億5,400万ドルの赤字(約5,270億円のマイナス)になるとの予想だ。市場では、AIやロボティクス、自動運転、エネルギー関連事業への積極投資が短期的なキャッシュフローを圧迫する一方、中長期の成長基盤を構築する局面との見方が広がっている。

車両販売台数は約172万9,000台が予想され、このうち主力の「Model 3/Y」が約167万4,000台を占める見込みとなっている。また、エネルギー貯蔵システムの導入量は年間55.3GWhと予測されており、自動車以外の成長分野として期待が集まっている。

一方、競合するBYDは2026年にプラグインハイブリッド車を含め総販売台数500万~550万台を見込んでいる。中国市場の減速を背景にBEV販売の伸びは鈍化しているが、BYDの2026年のBEV販売はテスラの年間販売予想(約173万台)をなお上回る可能性が高いとみられており、世界のBEV市場では両社による首位争いが続く見通しだ。(2026年7月18日)