フォルクスワーゲン(VW)は13日、後輪駆動のBEV(電気自動車)スポーティモデルとなる「ID.3 GTX」と「ID.7 GTX」の2モデルを同時に世界初公開した。流線形のボディラインに、印象的なフロントとリアのライトデザインが、「GTX」の名にふさわしい躍動感を表現している。VWはBEVでも人気のスポーティモデルを幅広く揃え展開する。
BEVでもスポーティモデルを展開
新型「ID.3 GTX」はコンパクトBEV「ID.3」 のトップモデルとして、最もパワフルな電動ドライブトレインを搭載する。まさに”ホットハッチ”として、2つのバリエーションを用意し、最上位モデルとして「ID.3 GTX Performance(パフォーマンス)」を設けた。GTX専用に、フロントバンパーにはダイヤモンドスタイルの独立したブラックのエアインテークを採用したほか、20インチのスカーゲン製アルミホイールを標準装備した。さらに、人間工学に基づきデザインしたプレミアムスポーツシート(ファブリックおよびレザーレット)も標準装備し、「ID.3 GTXパフォーマンス」には、アダプティブ・シャシー・コントロールを搭載する。
ID.3GTXには「パフォーマンス」モデルも
一方、「ID.7 GTXツアラー」はBEVエステートの最もパワフルな前輪駆動モデル。ベースモデルとなる「
ID.7 ツアラー」は先週、受注販売を始めたばかりで、今回はそのBEVモデルとなる「GTX」を公開した。フロントマスクには、ハニカムグリルを備え特徴的なバンパーとともにGTX専用のライトグラフィック(イルミネーションバッジを含む)を採用し、他のモデルと一線を画すデザインを表現した。ID.3 GTXと同様、ID.7 GTX Tourerにも20インチのスカーゲン製アルミホイールを標準装備。インテリアは、パーフォレイテッド(穴あき)加工が施された個性的なシートや、そのバックレストにはGTXの文字を入れたのが特長だ。また、ダッシュパネルとドアトリムにレッド・シーム、GTX専用マルチファンクション・ステアリングホイールにはレッド・デコラティブステッチを施している。(2024年3月14日)