• 2026-05-19

ルノー、中南米向け新型ピックアップ投入

ルノー・グループは18日、中南米市場向けに投入する新型ピックアップトラックの車名を「ルノー・ナイアガラ」とする、と発表した。2023年に公開したコンセプトカー「ナイアガラ・コンセプト」をベースに量産化するもので、アルゼンチン・コルドバ工場で生産し、2026年末から中南米で発売する。欧州市場の成長鈍化を背景に、新興国向け車種を拡充する戦略の一環となる。

同車は、ルノーが2030年までに欧州以外で14車種を投入する中期戦略「futuREady」に基づく新モデル。中南米では近年、小型SUV市場が拡大する一方、商用・レジャー需要を兼ね備えたピックアップ車への需要も高まっており、ルノーは「ボレアル」や「カルディアン」に続く戦略車として投入する。

ルノーによると、「ナイアガラ」は北米のナイアガラ滝に由来し、「力強さ」「耐久性」「自然への冒険心」をイメージした名称という。日常用途とアウトドア利用の両立を狙い、広い室内空間や先進技術、堅牢なデザインを特徴とする。

同社LCV(小型商用車)部門のヤン・プタチェク副社長は「ルノー・ナイアガラは、中南米市場における商品ラインアップを強化するモデルになる」とコメントした。

近年の中南米市場では、トヨタ自動車の「ハイラックス」やフォードモーターの「レンジャー」など、ピックアップ車が高い収益源となっている。ルノーも新型車投入により、SUVと商用車を融合した高収益市場への本格参入を図る。(2026年5月18日)