
BMWグループの今年1~9月の販売台数は、前年同期比4.9%減の170万7,799台だった。欧州と米国では前年を上回ったものの、中国での大幅な減少が響いた。一方、7~9月の電気自動車(BEV)販売は世界で7.2%増えた。欧州では37.5%増と大幅増を示し、全体をけん引した。
欧州のBEV比率は34.7%に
13日発表。7~9月のグループ世界販売は前年同期比6.3%減の55万1,072台。BMW・MINIの地域別販売は欧州が2.7%増の23万5,628台、米国が2.5%増の10万6,741台と伸びた一方、中国は24.8%減の11万4,355台に落ち込んだ。欧米の増加だけでは、中国の減少を補えない状況が続いている。7~9月のBEV世界販売は11万257台だった。このうち欧州は8万1941台で、同地域のBMW・MINI販売に占める比率は34.7%に達した。ドイツでもBEV販売が38.5%増加した。
1~9月累計のBEV販売は2.7%減の31万4,552台で、前年水準にまで回復していない。BEVとプラグインハイブリッド車(PHEV)を合わせた電動車販売も、5.1%減の44万6,202台にとどまった。
販売を担当するヨッヘン・ゴラー取締役は、厳しい市場環境の中でも欧米で販売を伸ばし、BEVの新規受注も引き続き堅調だと説明。次世代車群「ノイエ・クラッセ」のモデルと技術による商品力の強化が、今後の課題に対応する基盤になるとの認識を示した。同社によると、ノイエ・クラッセの新型BMW iX3は、欧州で1年間に10万件を超える新規受注を獲得。BMWグループのモデルとして過去最も好調な市場導入となった。中国向け仕様は11月から市場投入を開始する予定だ。
BMWは中国で減少、MINIは累計で増加
ブランド別の1~9月販売台数は、BMWが前年同期比6.4%減の148万3,960台。欧州では1.4%増、米国では4.3%増となり、米国ではSUVなどのBMW Xモデルが販売を押し上げた。一方、中国では21.2%減となった。MINIの1~9月販売は6.8%増の22万247台で、BEVが37.2%を占めた。ジョン・クーパー・ワークスの各モデルやポール・スミス・エディションが販売に寄与した。ロールス・ロイスの1~9月販売は12.4%減の3,592台。二輪部門のBMW Motorradは、モーターサイクルとスクーターを合わせて6.1%減の14万9,452台だった。
BMWグループの主要販売実績
| ブランド・区分 | 7~9月販売台数 | 前年同期比 | 1~9月販売台数 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|---|
| グループ四輪車合計 | 551,072台 | −6.3% | 1,707,799台 | −4.9% |
| BMW | 479,291台 | −6.8% | 1,483,960台 | −6.4% |
| MINI | 70,712台 | −2.4% | 220,247台 | +6.8% |
| ロールス・ロイス | 1,069台 | −18.0% | 3,592台 | −12.4% |
| BEV〈四輪車合計の内数〉 | 110,257台 | +7.2% | 314,552台 | −2.7% |
BMW・MINIの主要市場販売実績
| 市場 | 7~9月販売台数 | 前年同期比 | 1~9月販売台数 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|---|
| 欧州 | 235,628台 | +2.7% | 732,279台 | +4.5% |
| 米国 | 106,741台 | +2.5% | 307,402台 | +3.4% |
| 中国 | 114,355台 | −24.8% | 376,128台 | −21.8% |
(2026年10月13日)